東京都で太陽光発電や蓄電池の導入を検討すると、必ず目にするのが**「最大380万円」「300万円もらえる」**といった補助金の情報です。
ただ、実際にもらえる金額は地域・年度・設備内容で大きく変わります。さらに2026年度は国のDR補助金が早期枯渇する可能性が高いため、「いつ動くか」も結果に大きく影響します。
この記事では、**東京都23区の4人家族の我が家が2024年に実際に受け取った補助金額(合計270.4万円)**と、2026年度の補助金の最新情報を当事者目線で解説します。
「結局いくらかかるの?」「今年も間に合うの?」という疑問の参考になれば幸いです。
補助金の話だけ見ても判断は難しいので、1年使って感じたリアルな感想もまとめています。
⚠️【まず先に】2026年度は国の補助金が早く枯渇するリスクが高い
結論から言うと、補助金を最大限活用したい方は今すぐ動くべきです。
私自身、2024年3月に設置工事をしましたが、その時点で国の補助金は既に予算上限に到達しており、1円ももらえませんでした(自治体補助金の270万円のみ)。
そして、2025年度の国のDR補助金は受付開始から約2ヶ月半(7月2日)で予算枯渇しています。
2026年度は予算が約54億円と前年度(66.8億円)よりも縮小されており、前年よりさらに早く終わる可能性が高いと言われています。
つまり、補助金は「あるうちに動いた人」しか手にできない仕組みです。私のように年度末まで待つと、国の補助金は0円になります。
太陽光発電・蓄電池の補助金|2026年度の概要と目安
国の補助金(DR補助金)について
太陽光や蓄電池には、国が実施している補助金制度があります。2026年度は最大60万円のDR補助金が用意されています。
ただし以下の特徴があるため、注意が必要です。
- すべての設備が対象になるわけではない(SII登録・DR対応モデルが必須)
- 年度ごとに条件や金額が変わる(2026年度は予算54億円)
- 予算上限到達で早期終了する(2025年度は約2ヶ月半で終了)
補助金額は「初期実効容量1kWhあたり3.7万円」または「導入費用の1/3」のうち金額の低い方が適用され、上限は60万円です。
自治体(都道府県・市/区など)の補助金について
国の補助金とは別に、自治体独自の補助金が用意されています。
東京都の2026年度補助金は手厚く、最大で約190万円(東京都120万円 + DR実証参加で10万円上乗せ + 国DR60万円)を受給できる可能性があります。
ただし、自治体補助金にも予算上限があり、人気の制度は早期に終了する可能性もあるため早めの動きが重要です。
補助金の金額に幅がある理由
ネットで「300万円もらえる」という情報を見かけますが、これは特に金額が大きい東京都の例です。
- 太陽光の容量
- 蓄電池の容量・性能
- 設置時期(年度)
- 居住地(都道府県・市区町村)
によって対象金額は大きく変わります。実際に自分の地域・容量で見積もりを取らないと正確な金額は分かりません。
我が家の補助金実例|国と自治体でもらえた金額
前提条件
- 地域: 東京都 23区
- 家族構成: 4人家族
- 設置工事日: 2024年3月
- 太陽光発電: 長州産業 4.9kW
- 家庭用蓄電池: 長州産業 12.7kWh
国の補助金でもらえた金額: 0円
設置が2024年3月(年度末)ということもあり、国の補助金は既に予算上限に達しており1円ももらえませんでした。
「もっと早く動いていれば60万円相当の補助があったかもしれない」と感じたポイントです。
💡 これから導入を検討される方は、国の補助金は4〜6月の早い段階で動くのが鉄則です。
自治体の補助金でもらえた金額
| 区分 | 設備 | 金額 |
|---|---|---|
| 東京都 | 太陽光 | 589,000円 |
| 東京都 | 蓄電池 | 1,473,000円 |
| 23区(自治体) | 太陽光/蓄電池 | 642,000円 |
| 合計 | 2,704,000円 |
補助金の申請は書類が複雑ですが、業者がすべて代行して申請してくれたので、私自身が難しい手続きをすることはほとんどありませんでした。
補助金の合計はいくらだったか
合計: 2,704,000円(約270万円)
国からの補助金がなかったにもかかわらず、自治体だけでネット広告でよく見かける「300万円」に近い金額をもらえました。
※ あくまで我が家でもらえた金額です。地域・年度・設備内容で変わるので、必ずこれだけもらえるわけではない点はご注意ください。
いつごろ補助金が入金されたか
- 工事完了: 2024年3月
- 補助金入金: 2024年7月・8月
つまり約4〜5ヶ月後に入金されました。入金1ヶ月前ほどに「交付決定通知」が届くので、そこで確定金額を確認できます。
※ 自治体や申請スピード、時期によって変わります。
補助金を含めたトータルコストはこうなった
太陽光・蓄電池の導入費用
導入費は紹介ということもあり正確な金額を公開できません。仮に太陽光・蓄電池・工事費を合わせて 400万円として試算します。
(実際はもう少し安く、紹介でなかった場合でももう少し安いかと思います。)
補助金を差し引いた実質負担額
4,000,000円 − 2,704,000円 = 1,296,000円
率直な感想として、まさか半分以上が補助金で補えるとは思いませんでした。
補助金があっても安い買い物ではなかった
補助金があっても、設備費用そのものの大きさは変わりません。
補助金は導入を後押ししてくれる要素ではありますが、決め手になるほどの金額ではないと感じました。最終的には**「自分の生活に合うかどうか」**が判断基準になります。
【今年(2026年度)の最新情報】間に合わせるための逆算スケジュール
国の補助金(DR)は契約・着工の前に申請する必要があり、しかも予算枯渇で早期終了します。
2026年度に間に合わせたい方は、以下の逆算スケジュールが目安です。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 5月上旬(=今) | 一括見積もりで業者選定スタート |
| 5月下旬 | 業者を1社に決定・契約準備 |
| 6月上旬 | 補助金申請(業者が代行することが多い) |
| 6月中旬 | 交付決定通知後に着工 |
| 6月末〜7月 | 工事完了・実績報告 |
5月の今、業者選定を始めていない場合は、国のDR補助金には間に合わない可能性が高いです。 東京都の補助金も2025年度は6月20日に枯渇しているので、同じく今月中に動くべきです。
補助金を受けて感じた正直な感想
補助金がなかったら導入していたか
正直に言うと、補助金がなかった場合はかなり迷っていたと思います。
補助金があったことで心理的なハードルは下がりましたが、それだけで決断したわけではありません。電気代や今後の使い方を含めて総合的に判断しました。
補助金に過度な期待はしない方がいい理由
補助金について調べていると、つい大きな金額を期待してしまいがちです。
しかし実際には、条件が細かく、思ったほどもらえないケースも多いと感じました。特に東京都は補助金額が多いですが、それ以外の地域ではそこまでもらえない地域がほとんどです。
補助金はあくまで「補助」であり、主役ではないと考えた方が後悔しにくいです。
それでも導入してよかったと感じている点
補助金の金額だけを見ると物足りなさはありますが、それでも導入してよかったと感じています。
- 電気の使い方を意識するようになった
- 将来への安心感(電気代高騰・災害対策)が得られた
これらは金額以上の価値がありました。補助金はきっかけの一つに過ぎないと、今では思っています。
これから補助金を使って導入を考える人へ
補助金は「おまけ」くらいに考える
補助金は導入判断の軸ではなく、「もらえたらラッキー」くらいに考えるのがちょうどいいです。
補助金前提で計画を立てると、想定外の差が出たときに後悔しやすくなります。
見積もり段階で確認しておきたいポイント
- DR補助金対応機種で見積もりを出してもらう(SII登録機種)
- 補助金を引いた後の金額だけでなく、補助金なしの場合の金額も把握する
- 補助金の申請代行に対応している業者か事前に確認
複数社で比較することの重要性
補助金の有無に関わらず、見積もりは複数社から取ることを強くおすすめします。
我が家は知人の紹介で1社しか比較できませんでしたが、業者によって最終的な支払額が大きく変わることがあります。
補助金よりも、業者比較の方が結果に影響すると感じました。
まとめ|補助金はいくらもらえるかより「最終的な負担額」が大事
太陽光・蓄電池の補助金は確かに魅力的ですが、金額には大きな差があります。
我が家の実例から感じたのは、補助金の額そのものよりも、最終的にいくら負担するのかを見ることの大切さです。
特に2026年度は、
- 国のDR補助金は6月〜7月に枯渇する可能性が高い
- 東京都の補助金も6月中旬には枯渇するリスク
- 動き出すなら5月中
という時間軸を意識して動くことが重要です。
補助金を活かすには見積もり比較が必須
補助金対応の可否や申請サポートの有無は、業者によって大きく異なります。
我が家は知人の紹介で1社しか比較できませんでしたが、補助金を最大限活用するためにも、複数社で見積もりを取ることを強くおすすめします。
調べた中で評判がよかった一括見積もりサービスは以下の2つです。
🌞 ソーラーパートナーズ(初めての方におすすめ)
- 厳選された施工店3社からの見積もり
- 補助金申請サポートあり
- 無料・しつこい営業なし
🌞 タイナビ(複数社で徹底比較したい方)
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- 価格比較重視
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著者情報
書いた人: 佐藤 2024年3月、東京都23区に新築戸建てを建てた際に長州産業の太陽光4.9kW+蓄電池12.7kWhを導入。築30年のオール電化戸建てから建て直し、新居はガス併用にしました。月別の発電量・電気代を実測データで公開しています。

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